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Raspberry Piのセットアップ手順について

  • lefixea
  • 2021年1月19日
  • 読了時間: 4分

猫IoTに向けて、Raspberry Piを使えるようにしましたので手順を説明します。



・ラズパイ4B

・ラズパイケース

・電源

・SDカード(32GB以上推奨)

・HDMIケーブル

※上記のセットはRS社のサイト等で購入可能です。(リンク)

・モニター

・キーボード

・マウス




ラズパイはSDカードから起動しますので、SDカードにOSをインストールする必要があります。

そのために、Raspberry Pi Imagerという公式ツールを使用します。

上記リンクからご自身のPCへDL、installします。



先ほどインストールしたラズパイImagerを用いて、SDカードにOSをインストールしていきます。

まず、Raspberry Pi Imagerを立ち上げます。

「CHOOSE OS」で「Raspberry Pi OS(32bit)」を選択

「SD Card」でOSをインストールするSDカードを選択

「WRITE」をクリックすると、OSの書き込みが開始されます。



OSをインストールしたSDカードをラズパイに挿入します。

電源を入れる前に、モニターに接続されているか確認しましょう。電源投入後にモニターに接続しても、画面が映りません。


確認できましたら、電源を入れます。

電源は、ケーブルを差し込むだけで入ります。

1分程度でRaspberry pi OSが立ち上がります。


その間に、キーボード、マウスも接続しておきましょう。


起動後、パスワード設定を行う必要があります。ウィザードに沿って設定してください。



WiFIに接続します。

WiFiアイコンをクリックし、設定を行ってください。


モニターにデスクトップ画面が映し出されたら、初期設定を行います。

まずは、以下コマンドをターミナル上で実行し、ラズパイのパッケージを最新状態にします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

今後IoTを行っていく中で、I2C通信、SPI通信、SSH、VNCなどの機能が欲しくなってきます。

最初から有効化しておくことで、後々の手間が省けます。

左上のラズパイマークをクリックし、「設定」⇒「Raspberry Pi の設定」に進みます。「インターフェイス」タブから、全て有効にしてしまいましょう。

設定完了後、「OK」を押して終了です。


おそらく、今皆さんはマイPCのキーボード、マウスとラズパイ用のキーボード、マウスに囲まれていることと思います。

でも、そんな環境とはもうおさらばです。この設定を済ませれば、ご自分のPC画面上でラズパイを操作できるようになります。


PCからラズパイに対してリモートデスクトップ接続を行い、操作できるようにします。そうすることでラズパイには電源だけ接続するだけでOKとなり、キーボード、マウス操作も全てPC上から行えます。


1、ラズパイにxrdpをインストール

ターミナルを立ち上げ、xrdpをインストールします。

$ sudo apt-get -y install xrdp

2、ラズパイのIPを固定

次に、ラズパイのIPアドレスを固定します。リモートデスクトップ接続の際、ラズパイのIPアドレスを指定することでアクセスできるようになります。

ラズパイが起動し、ルータに接続された時に自動でIPアドレスが割り振られる訳ですが、このIPが毎回一定ではありません。毎回調べてリモートデスクトップ接続することもできますが、非常に手間です。よって、手動で設定して毎回IPが変化しないようにしよう、というわけです。


まず、WiFiマークにカーソルを合わせ、現在のIPアドレスを確認します。

弊社環境では、192.168.1.25でした。


次に、WiFiマークを右クリックします。

出てきたメニューの中から「Wireless & Wired Network Settings」を選択します。

右上のメニューから「wlan0」を選択し、上図のように記述します。

「Automatically ~~」のチェックを外します。ここのチェックが入っているとルータから自動でIPが割り振られ、毎回IPが変化します。

「IPv4 Address」は先ほど調べたものを入力します。「Router」と「DNS Server」は記入しなくても大丈夫です。

適用して、いったん閉じます。


これで、IPの手動設定は完了です。

一度再起動します。


次に、PCにて「リモートデスクトップ接続」を立ち上げます。

cortana等で「rdp」と検索すれば出てきます。

「コンピュータ」に先ほど手動設定したIPアドレスを記述します。

「接続」を押すと、認証画面が出ます。

ラズパイを初期起動した際にご自身で設定したユーザーネーム、パスワードを記入してログインしてください。

ログインが成功すれば、リモート接続の完了です。



以上が、いつも私が行っているラズパイの初期設定です。

初期設定が完了しましたら、バックアップを取っておくと後々便利です。

バックアップ管理の手法についても今後記事にしていきます。

本日はここまでとなります。





レフィクシアでは、IoT端末の開発を行っています。 受託開発、共同開発などのご相談はこちらまでお願いいたします。

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