気象データベース
PVsystでシミュレーションを行う際には、気象データが用いられます。各気象データで日射量の予測値が異なります。ここではよく使用されている各気象データベースの特徴を説明します。
●Meteonorm
スイスに本社を置くMETEOTEST 社が提供する気象データソースです。世界 8,325 箇所の地上測定点及び 5つの静止衛星のデータが気象データの基礎となります。そのデータから、地球上の任意の点における気象データを推定します。気象データは、気温は2000年から 2009年までの測定値が、日射は1991年から2010年までの測定値が使われます。
●SolarGIS
スロバキアに本社を置くSOLARGIS 社が提供する気象データです。主に静止衛星の観測データから気象データを予測します。日本の場合は2007年から2018年までの測定値が使われます。
●NEDO MONSOLA-11
日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究で日本気象協会が整備した気象データです。日本国内 837地点の地上気象観測所の気象データより気象データが計算されます。837地点の観測所のうち52地点で日射量を測定し、その他785地点の観測所では日照時間のみを測定します。気象データは、1981年から2009年までの29年間の測定データが使われます。